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宇治平等院と茶

宇治平等院 鳳翔館 宇治平等院 鳳翔館 10円硬貨でおなじみの鳳凰堂と、昨年3月にオープンした宝物館、鳳翔館を見学しました。
まずは鳳翔館の自由見学。今まで天井近くにあって遠くから眺めていた飛天を間近に見ることができて感激。木彫の持つ柔らかさ、繊細さを堪能しました。それぞれ手に楽器を持った飛天はこんなに優しいお顔だったのですね。コンピュータグラフィックで再現された創建当時の様子も興味深いものがありました。鳳凰堂は今でこそくすんだ色をしているけれど、本来、極楽浄土を表した、極彩色で夢のような建物だったのです。
この宝物館は、ガラスの壁で庭と隔てられたショップがあったりして、とてもモダンなデザインなのですが、不思議なくらい鳳凰堂とマッチしています。車椅子のための傾斜もあり、ひとりでも多くの方が来館できるよう配慮されています。

鳳凰堂 20分ごと、1回50人の入れ替え制です(鳳翔館とは別料金)。鳳凰堂だけのチケットには入堂時間が明記されています。有名な寺院だけあってたいてい混雑していますので、最初にここの時間を確保してから宝物館を見るとよいでしょう。
中では仏像や壁画について日本語で説明してくださいます。包容力にあふれた阿弥陀像と厚さ2cmの桧板を透かし彫りにした二重の天蓋を見上げて、心ははるか平安の昔へ。

京都府立茶業研究 京都府立茶業研究所 暑い午後でしたが、出していただいた熱いお茶のおいしかったこと!さすがです。
杉本所長のご案内で茶畑の見学から開始。木に覆いを掛けるのは根で作られ葉に移動したテアニンが、渋味成分のカテキンに変わるのを防ぐため。汗をかきながらメモを取りました。
続いて工場見学。ちょうど二番茶の製造中で、もみながら熱風乾燥していく工程などが見られました。そのあと講堂でビデオを拝見した後、杉本所長のお話を伺いました。
京都はてん茶(抹茶の材料)生産では全国一。80〜90%が生産されています。その他、挿し木による増殖、弱った木を蘇らせるための更新と呼ばれる伐採、お茶の効用など、ユーモア一杯のお話の中身はとても濃く、すぐノートが いっぱいになりました。お茶でうがいをすると、風邪の予防になるのですよ、ご存知でしたか?
茶の木の経済樹齢は約35年、我々も負けてはいられないと思いました。

(文:菅井 悦子 写真:阿坂 利裕)

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