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中部国際空港(Centrair)

中部国際空港は2005年2月17日に日本第三番目のハブ空港として開港しました。
Centrairという愛称は、中部を意味するcenterとairをあわせた造語で一般公募された中から選ばれました。特徴としては、24時間離発着が可能で、3500メートルの滑走路の長さがあるため、以前の名古屋空港(2170 m)に比べ長距離飛行が可能になったということです。空港の総面積は、470ヘクタール(1160エーカー)で、愛知県常滑市沖の固い岩盤の上に、人工島が造成され、その人工島そのものが空港専用の島になっています。埋め立ては2001年8月から始まりました。人工島周辺の海の深さは3mから10mで、平均の深さは6m、関西国際空港の約3分の1の深さです。

アクセスプラザ 空港島に立つ空港ビルの特徴としては、第一に使いやすいユニバーサルデザインがあげられます。団体バスの到着・出発、自家用車の駐車場(6000台収容)、公共交通機関(名鉄)の駅、対岸の三重県津市とを結ぶ高速船の船着場などの施設を備えたアクセスプラザとパッセンジャーターミナルからなる空港ビルは、T字型の形状をしており、センターピアと呼ばれる滑走路側に突き出した部分は、乗客の動線を短くし、乗り継ぎ時間短縮のための移動距離を最低限にするために導入されました。その成果の一例として、中部国際空港の乗り継ぎ時間は、公表75分となっていますが、実際は55分前後(JALの場合)と国内ハブ空港の中で最短です。

このような空港建設には、徹底的に無駄を省くトヨタ生産方式のコンセプトが導入されたと言われています。漁業交渉などに時間がかかったため、ぎりぎりの建設日程をなんとか間に合わせ、しかも1249億円の事業費削減(総事業費当初計画の7680億円から6431億円に圧縮)に成功したことも評価されています。財政支出の割合は、国、地方、民間それぞれが3分の1ずつ負担しています。

中部国際空港の次の目標は、空港間競争に勝ち抜くための経営努力の永続的維持ということです。開港当初の目標としては、週300便でしたが、321便を達成できたため、次は週400便という目標に新たに取り組んでいます。着陸料の面でも、中部国際空港は65万5700円と、関空の85万円、成田の95万円に比べ、圧倒的に安く設定されています。セントレアの年間対応可能人数は1700万人、開港初年度は1200万人を目標としていますが、開港以降大変な人気で、1日に9万人を超える見学者が訪れる日も少なくありません。貨物ターミナルの大きさも26万平方メートルで、名古屋空港の8倍もあります。

展望デッキ その他のセントレアの特徴として、センターピア屋上には展望デッキがあり、送迎客は無料で行くことができます。このデッキ上には、1440枚のソーラーパ ネルが設置され、240キロワットの発電量があります。また、空港ビルの窓は光触媒の膜をコーティングしており、年6回の窓清掃を1回に削減しています。空港ビル4階の商業施設エリアには、大浴場の施設(入浴料¥600)があり、センターピアガーデン(1階)では結婚式を挙げることが可能です。

団体バスを利用する際は、到着客を2階の到着ロビーからアクセスプラザに案内し、ここで、専用電話を使用してバス会社と団体名を告げると1階のバス停にバスが来ます。

(熊澤真紀子)

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