JFGに所属する意義と委員会活動について

今回はちょっと硬い話になりますが、我々組合員がJFGに所属している意義とその活動について考えてみたいと思います。
数ある通訳案内士団体の中でJFGを最も特徴づけ際立たせているのは、おそらく通訳案内士団体としては珍しい「協同組合」という法人格を有している点かと思います。 そしてその組織体系こそがJFGの存在理由と理念を暗示しています。具体的にはJFGの定款(総則)設立目的の項に「JFGは組合員の相互扶助の精神に基づき、組合員のために必要な共同事業を行い、もって組合員の自主的な経済活動を促進し、かつ、その経済的地位の向上を図ることを目的とする」と明記してあります。
理事会でも時によって方針や判断に迷うことがあれば、その都度その理念に立ち返って協議しております。 実際のJFGの活動もその理念通り組合員の自主的な運営によるものであり、多くの組合員が何らかの形で組織の運営にかかわっております。
すなわち我々がJFGに所属している意義は、我々自身で協力して活動、運営を行っていくという点にあると思います。 逆に言うとJFGの活動に関わらない、積極的に関わりたくない(中にはご家庭の事情や居住地等の事情で参加できない方もいらっしゃいますので、もちろんその場合は除いて)、 もしくは最初からJFGの活動に参加する気持ちも興味もない方にはJFGに加入していただく必要もないのではと思ってしまいます。

なぜ今さらJFGの理念を持ち出したかというと、最近の問題として、JFGの活動に積極的に関わっておられる方とそうでない方の間で不公平感が広まりつつあるのを感じるからです。 そのために委員会活動に携わっている方にとっては、時として委員会の役や仕事を押し付けられてやっているように感じる場合もあるようですし、 他にも委員会活動をするうえで負担やプレッシャーを感じている方、また場合によっては委員会の人材不足のため無理をして自身のガイドの仕事時間を削ってまで委員会活動にあてている方もおられるかもしれません。

またこれも最近の傾向として、自身がJFGの顧客であるかのような思い違いをされている組合員も時としてお見かけするようになりました。 そういう方の場合、仕事はアサインされてあたり前、研修に参加すればお客様同然として気に入らないことがあれば研修担当者にかみついたりすることもあります。 その裏でアサイン、研修に関わっている同志の組合員が仲間の為に時間とエネルギーを割いて尽力してくれているということに気が付かないようです。 もし普段から仕事の現場や研修等でJFGの他の組合員と接したり話す機会が多ければ、JFGの活動が組合員の相互扶助で成り立っていることに自然と気が付くはずですので、 このことは組織が大きくなった弊害でもあり組合員同士のコミュニケーション不足に起因しているのかもしれません。

最後はちょっと前向きな話として、通訳案内士は皆ほとんど個人事業主で、自分一人だと情報収集も大変ですし、仕事上不安や心配な点、 また雇い主やお客様とのトラブルなど自分で解決しないといけない問題も色々とありますが、JFGにはせっかく貴重な経験の豊富な仲間がたくさんいるわけですから、 組合員同士できるだけ情報交換や懇親、相談の機会を持てば、通訳案内士として安心して仕事をしていくことができます。 理事会でもそういう組合員同士の懇親の場を今後もっと提供できればと考えております。


(笠置 明弘)

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