インドに魅せられて

「京都観光にて」 (1)インドに本社がある外資系企業の日本オフィスに勤務していた際、デリーより出張で来日する同僚達を連れて大手電機メーカーの工場を飛び回っていました。地方出張の機会を利用して仕事のない週末には各地の観光名所を何度も訪れました。
仕事を終えた後、インド人同僚と京都観光へ(2004年11月)。この頃は将来通訳ガイドになるとは夢にも思わなかった。写真を見返すと、既にこの頃からガイドの風貌ですね。

「インド人同僚家族」 (2)インド人同僚家族とデリー郊外ノイダのローカル・レストランにて(2008年6月)。
インド人サークルの中に入り込み、彼らの思考パターン、仕事の進め方、生活習慣などを 苦労して会得した事がすべて血となり肉となっています。ガイド資格を取得した初年度からインド人観光客ツアーを得意分野としてヘッド・スタートする事が出来たのは幸運でした。

「ムンバイ映画スタジオ」 (3)ムンバイにある大手映画スタジオにて
欧米とは一線を画したインドのカルチャーを手っ取り早く知るには、Bollywood映画を鑑賞する事です。インド映画に魅せられて、Bollywood映画を日本に持ち込もうとしていた時期(2011年12月)。インド人ツアー客と映画の話題で盛り上がる事も多いです。

「ホテルのレストランにて」 (4)当時はお二人ともにインドの大学院博士課程の学生であったが、京都大学院客員準教授:拓徹氏(左)と『これでインディア』のインド映画評論で一世を風靡したARUKAKAT氏(右)と共にニューデリーのホテル・レストランにて(2012年12月)。

インド人の行動バターンが知りたい方は、拓徹氏の『インド人の謎』(星海社新書)をお勧めします。『そうなんだよなぁ〜』と思わず膝を打った事が何度もありました。
お二人との出会いを演出して頂いたインド映画ヒンディー語字幕翻訳の大家である松岡環さんにもお世話になりました。
最後に、ARUKAKAT氏の訳による聖典バガヴァドギーターの一節をご紹介します。

『汝の権利は行動にのみあり、行動の結果を求める事にあらず。
結果が汝の行動の動機にならぬように、怠惰に身を委ねることのなきように』

インドは懐が深いですね。これからもインドと日本の橋渡し役になれればと思います。


(坂田 茂)

前の記事へ バックナンバーリストへ戻る 次の記事へ

トップページ

Copyright(C)2001 JFG All Rights Reserved.