芦有道路から進んできた六甲ドライブウェイは最終的に国道428号線(通称:有馬街道)小部峠に出ます。これを左折し南へ数km進むと水呑という三叉路に来ます。
そこを右折すると県道52号線です。
鈴蘭台の閑静な住宅街を県道52号線で通り抜けます。10分ほど走ると県道16号線にぶつかります。左は鵯台(ひよどりだい)、右は西鈴蘭台。
鵯(ひよどり)は、かの源義経が一の谷の合戦の時鵯越え(ひよどりごえ)で平家を翻弄して打ち破った丘陵。
16号線を右に取り、西鈴蘭台から藍那口へ。藍那口を左折し、ここからしばらく神戸電鉄栗生線に沿って走ります。神戸電鉄, 藍那(あいな)駅を過ぎ、藍那トンネルを超え、
県道22号で右に。そして桜が丘で神戸電鉄、木幡駅の手前、木幡の交差点を左折。ここまで約40分。周辺はブドウ畑と牧畜農地で、もうワイナリーの近くです。
【ワイナリー到着】
いろいろな種類のぶどうが栽培されています。主にフランスのボルドー地方の種類です。ちょうど今頃がぶどうの房が実る時期です。
説明書きによると、入り口周辺の畑のぶどうはピノ種で、ピノ・ノワールのことです。
ピノ種のほか、5種類のぶどうでワインが製造されます。その代表はカベルネ・ソーヴィニオン。ピノ種とカベルネ・ソーヴィニオン種はワインに用いるぶどうの代表選手です。
カベルネ・ソーヴィニオン種はワインの上級者向け、ピノ種は初心者向けということになるそうです。
メルローという品種のぶどうも栽培されます。これはボルドー地方で栽培される品種です。カベルネ・ソーヴィニオンより酸味が少なくまろやかとのことです。
シャルドネという白ワインの原料になる品種もあります。
それからリースリングという品種も栽培されます。リースリングも白ワインの原料になります。主な原産地はドイツ、それからフランスのアルザス地方。
ワイン城には広々とした中庭があり、その周りが回廊式になった建物で中庭が囲まれています。中庭を通り抜け、向かい側の建物の中に入ります。
ここはミュージアムになっていてワインの製造過程を説明した展示があります。
圧搾→発酵→樽熟成→瓶熟成
という行程を経てワインとなります。ミュージアムの中は薄暗いですが、これがワインを寝かせるのに重要な要素なのでしょう。
ワイナリーの広さは31ha(60万坪)。甲子園球場8個分に相当する広さです。城内は野球グラウンドより少々狭いが・・
城の外にも外庭が広がっています。小高い丘を降りてゆくとバーベキュー会場がありました。食材も販売されていて、おひとり2,000円弱でバーベキューが楽しめます。
さらにその奥には食材持ち込み用のバーベキュー食堂があります。
バーベキュー会場持ち込み料金
4人席 120分2,550円(延長60分 1,500 円)
6人席 120分3,850円(延長60分 2,000 円)
【ワイン城に戻り、城内のカフェで昼食】
ワイン城にはカフェレストランがあります。せっかくなのでワインを使った料理、ビーフシチューをいただきました。このビーフシチューはライスを注文すると平皿で盛られ、
パンを選択するとパンを浸す壺で出されます。
【おみやげ】
特産品販売室に入ります。ワイナリーでは陶芸教室があり、そこの優秀作品も販売されているようです。おみやげにワインを買って帰りました。
|