「でいごの花が咲き、風を呼び 嵐がきた」
沖縄を代表する唄になってしまったTHE BOOMの「島唄」の歌詞はこう始まります。
でいごの花は、沖縄の県花。バスガイドさんの胸に飾ってあるかわいらしい赤い花。
この花が咲く頃、(4月から5月) 沖縄の人は気持ちが落ち着かなくなるそうです。
ちょうど、花が咲く頃にアメリカ軍の上陸が始まり、沖縄の人々は次から次へと殺されていきました。
4人に一人がなくなった沖縄。家族のうち、誰かしらが亡くなったそうです。
アメリカ軍の日本上陸をできるだけ延ばす為に 日本軍は沖縄を日本の盾にして、時間を稼ぎました。
沖縄戦の末期は住民や兵士(日本兵)が南へ南へと押しやられ、今平和記念公園がある摩文仁や喜屋武岬は血の海と
化しました。
喜屋武岬には680万発、畳2枚に200発の銃弾が打ち込まれたそうです。
畳2枚に200発 ― それはどんなことを意味しているのでしょうか。
いまは「効率よく」ピンポイント攻撃、というのをアメリカ軍は使っているそうですが、畳2枚に200発は死なない
ほうが不思議なのです。
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