交通博物館

今回の研修会では、秋葉原にある交通博物館を訪れました。
当日は、博物館の和田氏が館内を案内してくださいました。
豊富な鉄道文化財、迫力ある実物の資料、精密な模型、そしてたくさんの動く展示品の数々がこの博物館の特徴です。
1921年(大正10年)に鉄道博物館として東京駅北口に開館し、1936年(昭和11年)に現在の神田の地に移り、戦後に 鉄道以外も含んだ総合交通博物館となりました。

3階(航空関係:飛行機、リニアモーターカー、人力で動くもの)
ここでまず目に飛び込んでくるのは、天井いっぱいに羽を広げている日本初の飛行機、アンリファルマン機(フランス 製)です。そのほか、さまざまな種類の飛行機エンジン、タイヤ、コックピット、ボーイング747の客室一部などの 展示があります。
ここで展示されているリニアモーターカーのコーナーには、山梨リニア実験線の研究者も見にきたという精巧な リニアモーターカーの模型があります。 3階には、そのほか嫁入り籠、輪タク、木製自転車などの実物、人力車の複製など人力の交通コーナーもあります。

2階(船舶・自動車関係:船、自動車、オートバイ)
2階では、昔の信号機等、世界初のガソリンエンジンを積んだ車(三輪車)の模型、そして都バスの起源ともなっ た円太郎バスや国鉄バス一号車なども展示されています。又、連絡船等の精巧な模型もあります。

1階(鉄道関係:模型鉄道パノラマ)
1階には山手線又は新幹線などに使われている電車の実物運転台を使ったシュミレーターがあります。
また一番人気といわれている模型鉄道(本物の80分の1スケールに縮小)のオペレーションのショーも見学しました。 このショーでも颯爽と走っていた新幹線の最高速度は現在、新大阪と博多間を走る500系ののぞみによる時速300km です。
そのほか、わが国最初の機関車等の実物、さまざまな模型展示物、資料などの説明を受けながら日本の乗り物に 対する知識を深めることができ、時間があっという間に過ぎてしまいました。

なお、交通博物館の詳細は http://www.kouhaku.or.jpにあります。

文:松岡 奈保美   


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