西日本新人研修委員会では、2月25日(土)26日(日)27日(月)に、新合格者研修会を開催いたしました。
より多くの方が気軽にご参加いただけるよう、前年までの研修内容を徹底的に見直し、
短期間・安価で通訳案内士の業務内容を身につけていただける非常にコンパクトで実践的な研修に刷新いたしました。
「お客様の安全・快適を実現した上で初めて、ガイディングで楽しさを演出できる」というコンセプトを基に、
ガイド試験には出題されず独学することが困難な添乗業務・リスクマネジメントを重視しました。
また「魚を与えるのではなく、釣り方を教える」べく、自己研鑽に必要な学習法、下見のやり方を伝授し、
言語別に現役トップガイドをアドバイザーに迎えて懇親会の時間を持ちました。
2月25日(土) 大阪実地研修
9時半 新大阪駅集合〜大阪城〜道頓堀〜関西空港〜大阪駅
初日はバス車中と現地で添乗業務を徹底して意識改革をしていただきました。
大阪城は特にバスの乗降場所や建物の内部構造が特殊であり、実地研修でないと学べない事柄が多々あります。
道頓堀では乗降車場所からのアクセス・自由食を想定してのレストラン検索を学習し、
関西空港往復車中および空港見学では送迎業務の実際をシミュレーションしました。
2月26日(日) 京都奈良実地研修
8時半 新都ホテル前出発〜二条城、金閣寺、清水寺、東大寺大仏殿、春日大社〜京都駅
数ある京都・奈良の観光名所の中でも特にハイライトを抽出し、前日学習した添乗業務を踏まえて、現地でのガイディングの要領、
文化・宗教など背景のキーワード、車中でのガイディング・ロングドライブでの話題の見つけ方と展開など、ガイディングに特化した1日にしました。
帰りの車中は質疑応答の時間にあてました。
2月27日(月) セミナー 9時半〜16時半 JA会館にて
@ 神道と仏教及び仏像について
前日の実地研修で訪問した箇所以外の定番観光名所である法隆寺・三十三間堂・平安神宮を
スライドで映写しながら細かく添乗業務とガイディングのポイントを説明しました。
ガイディングをする上で不可欠である神道と仏教についてもわかりやすく解説しました。
A ツアーの実務・業界用語解説・危機管理・ツアーに備えて・その他
ツアーの始まりから終わりまでを追いながら、特にアレルギーや食事のタブーなど健康・信条への配慮、クーポン・JRパス・団体乗車券の取り扱いなど
ポイントを絞って解説し、お客様だけでなく自分も守る危機管理の実際をレクチャーしました。
B 仕事の取り方・下見のやり方・勉強方法
個人事業者としての営業からツアーの準備の実際について、手の内を見せながら「魚の釣り方」を伝授しました。
C 言語別懇親会
言語別のグループに分かれ、各言語の現役トップガイドから言語別の特殊なアドバイスをいただき、質疑応答と親睦の時間を持ちました。
D 修了書授与
参加者からは、「とても実践的な内容でわかりやすかった」「合格はスタートにすぎないと痛感した」
「関西ならではの雰囲気が味わえた」などのご感想をいただきました。
今年度の参加者39名の内訳は以下の通りです。
居住地
関東 | 11 |
中部・北陸 | 7 |
中国・四国 | 3 |
九州・沖縄 | 4 |
近畿 | 14 |
年齢
20代 | 3 |
30代 | 6 |
40代 | 15 |
50代 | 9 |
60代以上 | 6 |
言語
英語 | 23 |
スペイン語 | 4 |
フランス語 | 4 |
イタリア語 | 3 |
中国語 | 4 |
韓国語 | 1 |
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