今年の東日本地区新合格者研修会も有り難いことにめでたく満員御礼、45名の受講生を迎えての5日間研修会となった。
研修会初日の午後に訪れた明治神宮では、早春を思わすような暖かい日差しに恵まれていたのに対して、
翌週の実地研修日である「鎌倉・箱根」及び「日光」では、3月だというのにかなりの雪に見舞われ、相当に冷え込んだ。
しかしそんな寒さにも構っている暇などないくらい講師陣の熱い指導は続き、
そして受講生は皆熱心に、一字一句もらすまいと傘を差しながらもテキストに書き込みをしている姿は印象的だった。
最終日の終日セミナーでは、厳しかった実地研修と比べて雰囲気一転。
「ガイドとしての勉強法、ガイディング・トピックス」「JFG委員会活動」「ガイド料金」といった真面目なテーマにも関わらず、
時折笑いもちらほら。その後の体験談とパネル・ディスカッションもなごやかな雰囲気の中で進められた。
受講生から回収したアンケートの結果は今年も大変好評だった。詩的で印象に残ったのが次のコメント。「花咲けど 峰高くして 道険し」(英語・男性)。
また以下のような有り難いコメントもいただいた。
「多くのすばらしい先輩の姿に接する事ができ、通訳案内士を志した事で、こんなにも新たな世界が広がるとは予想外の嬉しい驚きでした」(その他の言語・女性)。
私達現役ガイドが、どんな状況においても、プライドと喜びを持って仕事に取り組んでいることが伝わった5日間であったならば、
この研修会に携わったすべてのメンバーの苦労が報われる。
そして今回、このJFG新合格者研修会を受講してくださった希望にあふれている将来の通訳案内士の皆さんに心よりエールを送りたい。
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