西日本新人研修委員会では、2月23日(土)・24日(日)・25日(月)に、新合格者研修会を開催いたしました。
昨年度の受講者のご意見を参考に、より実践的で魅力的な研修をめざして、内容の刷新と再構築を図りました。
2月23日(土) 大阪実地研修
9時半 新大阪駅集合〜大阪城〜道頓堀〜関西空港〜大阪駅
初日の大阪研修では、ガイド試験には出題されず独学することが困難な添乗業務・旅程管理業務・リスクマネジメントを重視しています。
大阪城は特にバスの乗降場所や建物の内部構造が特殊であり、実地研修でないと学べない事柄が多々あります。
道頓堀では乗降車場所からのアクセス・自由食を想定してのレストラン検索を学習しました。
関西空港往復車中および空港見学では送迎業務の実際をシミュレーションし、空港内の重要な箇所を実際に見ていただきました。
2月24日(日) 京都奈良実地研修
8時30分 新都ホテル前出発〜東大寺〜春日大社〜(車中で昼食)〜二条城〜金閣寺〜清水寺〜希望者のみ祇園ウォーキング
訪問先は数ある関西の観光地の中でもハイライトと言われるところで、前日学習した添乗業務を踏まえて、現地でのガイディングの要領、文化・宗教など背景のキーワード、
車中でのガイディング・ロングドライブでの話題の見つけ方と展開などを学んでいただきました。
本年度からは、なかなか自学することが難しい花街についての学習も兼ねて、祇園ウォーキングを復活させ、ほぼ全員が参加されました。
2月25日(月) セミナー 9時半〜16時半 JA会館にて
@ 三十三間堂・平安神宮
前日の実地研修で訪問した箇所以外の定番観光名所である三十三間堂・平安神宮をスライドで映写しながら細かく添乗業務とガイディングのポイントを説明しました。
ガイディングをする上で不可欠である神道と仏教についてもわかりやすく解説しました。
A ツアーの実務・業界用語解説・ツアーに備えて・その他
添乗業務の中でも大変重要な任務であるクーポンなど金券の取扱や支払い方法、JRパス・団体乗車券の取り扱いなどポイントを絞って解説し、
アレルギーや食事禁忌などの注意事項などを踏まえ、旅程表に従って実際の仕事のシミュレーションを行いました。
B 株式会社阪急交通社 企画統括本部 海外企画部国際旅行課課長 魚地 啓吾様講演会
「DMCとして通訳案内士に期待すること」
エージェントから求められるガイド像を具体的にお聞きすることは新合格者の方にとっては大変貴重な機会であったと思います。
C 言語別懇親会
言語別のグループに分かれ、各言語の現役トップガイドから言語別の特殊なアドバイスをいただき、質疑応答と親睦の時間を持ちました。
D 修了書授与
参加者からは、「実際のガイドの仕事は自分の想像と全く違っていて、研修会に参加して本当に良かった。」「添乗業務の大切さがよくわかった」
「関西の観光地のガイディングのポイントがよくわかった」「祇園ウォーキングで芸舞妓さんのことが学べてよかった」
「エージェントの方と実際にお会いすることができたのは、今後この仕事に参入する上で大きなアドバンテージであると思った」
「言語別アドバイザーから具体的なお話をきけてよかった」などのご感想をいただきました。
今年度の参加者28名の内訳は以下の通りです。
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