約半年間にわたり企画・準備を進めてきた東日本新合格者研修会も、満員御礼45名の受講生を迎え3月10日めでたく無事終了した。
昨年の日光研修では雪がちらつくほどの相当な寒さだったが、今年は一転して東照宮でもほとんど雪が見られず拍子抜けするほどの暖かさだった。
鎌倉・箱根の実地研修日にいたっては春の嵐が吹き荒れ、大涌谷へのロープウェイではこれ以上の強風になれば即刻運転中止という状況で、
研修会運営側としては気をもんだが、これぞまさしく現場を訪れる実地研修の臨場感。もともと通訳案内士は海外からお見えになるお客さまだけでなく、
自然をも相手にしてガイディングをしていかなくてはならないのだ。
結局今回は、ロープウェイは支障なく運行してくれたのだが、この関連で説明した箱根での代替案の話は、
受講生にとってより一層身近なものとして感じられたことだろう。
研修会終了時に回収したアンケートでも有り難いコメントを多数頂戴し、受講生のJFG東日本新合格者研修会に対する満足度の高さがうかがえた。
そのうちのいくつかをご紹介したい。
「様々な団体で研修をされていますが、実地研修が一番豊富でしたので、JFGの研修に参加させていただきました。
日光の石段や箱根からの富士山の眺めなど、本や話だけでは得られない体験をすることによりお客様目線に立ってご案内する為のヒントをたくさんいただくことが出来ました。」
(英語・女性)
「ガイドのスタイルは1つではなく、人それぞれに作ってゆくものだな、と感じました。」(英語・男性)
「たったひとつの小さな見過ごしていた建物でも、調べればいろいろなうんちくが言えることなど、今までと違う目で日本を見るきっかけになりました。」
(その他の言語・女性)
今回受講してくださった将来の通訳案内士の皆さんに心よりエールを送りたい。
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