通訳ガイドには、お客様をご案内するスポットやルートについての情報収集はかかせません。
世界的行事であるワールドカップを前にJFGの組合員も各自、お客様をご案内する可能性の
ある競技場へ下見に行っています。
そこで、今回はガイドの目で見た新潟スタジアムをご紹介しましょう。
新潟スタジアム「ビッグ スワン」は、白鳥の姿に似た美しいスタジアムとして知られています。
東京を新幹線で出発し、新潟駅に到着する3分ほど前に、進行方向右手にスタジアムが見えてきます。近くに住宅
や白鳥の生息地があるため、圧迫感のないようコンパクトな設計にしてあるそうです。
新潟スタジアム管理事務所の中藤さん、スタジアム内にある JAWOC の高橋さんからお話を伺いました。
アクセス
JR新潟駅から約4kmという立地条件です。東口から車で約15分。
試合のある日、チケットを持っている人にかぎり、新潟駅東口から無料のシャトルバスが出るそうです。
東口といっても、改札口を出てどこ
から外に出るのか分かりにくく、南口(鳥屋野潟方面)の表示に従って行く
と東口のロータリーに出ました。
名前の由来
すぐそばに鳥屋野潟という白鳥の飛来地があり、そこから「ビッグ スワン」
と名付けられたそうです。スタジアムは、シベリアから渡ってきた白鳥が休んでいる姿を表しています。
施設
収容人数42,300人。客席は二層構造になっており、二層目は内側にせり出して一層目に少し覆いかぶさる
ようになっているため、上層に座っていてもフィールドが近くに見え、またスタジアム自体もコンパクト
です。
南北の壁をなくし、通風をよくしてありまし、客席の94パーセントが屋根で覆われているため、風さえな
ければほとんど濡れずに観戦できるとのことです。
素材はテフロン膜で、0.8mmの厚さ。光を通すので芝の育成によく、また表面がすべりやすいので雪も
融けてすべりおちるようになっています。
また屋根に観客の歓声が反響してプレー中の選手にふりかかってくるため、選手のやる気を鼓舞し、臨場感の出
せるスタジアムです。
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