防 災

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今回の研修では、東京都庁の第1本庁舎にあり、現在も三宅島災害対策本部が設置してある防災センターを訪れた。
ここで地震対策のノウハウを教えていただき、地震対策として避難グッズをそろえるだけではいかに不十分である かということを痛感させられた。
土地選び、家の建て方、そして現在の住居の見直しなど実に様々な注目点があるのだ。
ここでは家屋の耐震対策をご紹介しよう。阪神淡路大震災での死亡原因の約8割が家具や家屋の倒壊によるもの だったように、貴重品や食糧よりも、まず倒壊を防ぐこと、が重要なのだ。

耐震対策の主要ポイント
家具の固定。揺れやすい方向や家具の配置に注意。
2階、3階をあまり重くしない。屋根を軽くする。
耐震性を無視した増改築は避ける。
湿気と白蟻は強度低下のもと。
重い吊り下げ型の照明器具は使用しない。
塀は生垣、金網のフェンスなどがよい。
   石塀やブロック塀の場合は基礎を深くし控え壁をつけ、ブロック塀には鉄筋を入れる。
揺れやすい土地では基礎を丈夫にし、建物の壁量を増やし耐力壁を多くする。
建物の形はより複雑なほど崩壊しやすい。
柱を建物の外周と内部に均等に配置する。
継ぎ手、仕口は接合金物で十分に補強する。
1階に広間や吹き抜けを設ける場合は、壁量や耐力壁の配置に留意する。

最後に災害用伝言ダイヤルをご紹介する。
 伝言を録音する場合  171 → 1 → (〇〇〇)〇〇〇-〇〇〇(←〇には自宅の番号など)
 伝言を再生する場合  171 → 2 → (〇〇〇)〇〇〇-〇〇〇

いつ起きてもおかしくない大地震。皆さん対策をしっかりと!

文:伊藤 真由美


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