前回までは、お客様に満足していただくための定番&アイデア「小道具」、お客様からの忘れられない珍問・
奇問をご紹介しました(このページの下から リンクできます)。
第5回は、通訳ガイドが日頃どのように情報収集をしているかをお届けします。
話のネタには事欠かない、あるいは何を聞かれても答えに窮することのないガイドを目指して、みな日々苦心して
います。その意味では、通訳ガイド試験に合格してからが本当の試練だと言えるでしょう。
新聞記事
社会、経済から文化まで、幅広い情報が満載です。
時事、社説、天声人語など、英文と比較しながらじっくり読むと大変いい勉強になります。
英字紙なら駅のキオスクで手軽に入手可能ですが、英語以外の言語はそうもいきません。
インターネットを利用するなど、各自いろいろ工夫しています。
テレビ
「プロジェクトX」や「そのとき歴史が動いた」をはじめ、NHKの教育番組、旅行・グルメ番組などがあがりました。
トレンディドラマでも、地方便りでも、要はその見方次第ということ。旬の情報、「目から鱗」情報が満載です。
雑誌・書籍
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「るるぶ」などの最新号 |
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「古寺をゆく」などのシリーズ週刊誌 |
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各地のガイドブック |
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建築関連の本 |
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「ジャパン・アルマナック」などの統計資料 |
チラシ
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ホテル、駅などにおいてあるパンフレット類 |
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高速道路サービスエリアで手に入る「ハイウェイエクスプレス」 |
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外国人向けのフリーペーパー(TOKYO CLASSIFIED、メトロポリスなど) |
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新聞の折込み広告
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たかがチラシと思えど、なかなかの威力を発揮するのです。スーパーやホームセンター、
マンションなど不動産物件のチラシ・・・写真入りで日本の物価の一例を示すにはもってこいです。 |
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インターネット
空港フライトインフォメーションや時刻表、ホテル近郊の情報検索など、最近はこちらに頼ることも多くなりました。
Googleやinfoseekといった検索エンジンを駆使し、知りたい情報が載っているサイトを探します。
また、JFGサイトの「リンク集」が参考になるとの嬉しい回答も複数寄せられました。こちらも是非ご活用ください。
図書館
コスト削減と資料の増殖を抑えるため(?)、図書館を利用するという手もあります。
「新聞で知った新刊などでも店頭で立ち読みできない場合は、図書館にリクエストして、手許に置く必要があると判断してから買う。」という徹底派もいました。
先輩ガイド、同僚、友人と情報交換
人と接する職業ゆえ、普段からやはり欠かせないのがこうした人と人とのコミュニケーション。通訳ガイドは、常に見えないアンテナを張っているのです。
実際に自分で歩き回る
百聞は一見にしかず! これに勝る情報収集法はないと思われます。
手順としては、
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電話して現地から資料を取り寄せる。 |
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実際に現地に赴く。
自分の目で確認したり、必要であれば地元の人に聞き込み調査をして、足で情報を集める。 |
3 |
実際に行ったことのある経験者に聞く。 |
その他、博物館、美術館、資料館、講演会を通じて得られる情報や、外出時に目に入る数字も貴重な情報源です。
例えば電柱に貼ってある貸家の家賃なども、興味深い話の種になります。
そして耳から入った情報はそのまま鵜のみにせず、できる限り資料で確認します。
情報が刻々と変化する現代、最新の情報を把握することが求められます。
当然ながら、「3年前に来たとき、○○○は確かここにあったんだけど・・・」という事態は未然に防がなくてはなりません。
最近では、インターネットによる情報検索がとても便利になりました。
一方で、従来のさまざまなメディアや人と人のネットワークを通じて得られる幅広い「雑学」情報が、ガイドの仕事には欠かせないことが今回のアンケート結果に反映されています。
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