外国で知られている日本人
最近は多岐に渡り活躍し海外でもその名を知られる日本人が増えてきました。歴史上の人物やドラマやアニメの主人公も含め、私達がガイドをする時によく耳にする日本人の名前を各国語圏別に挙げてみました(敬称略)。
ドイツ語
中田、中村、小野、高原・・・サッカーの本場ドイツでは、なんと言っても日本のサッカー選手が有名です。他には村上春樹、小澤征爾、丹下健三。(K.K)
ロシア語
「世界の黒澤」はロシアでも有名。今でもたびたびロシア国内で「七人の侍」、「椿三十郎」、「影武者」などの黒澤作品がテレビ放映されています。最近は宮崎駿監督、北野武監督の作品も人気があるようです。(Y.T)
フランス語
映画・ファッション界に知られている人が多いです。映画では黒澤明、小津安二郎、北野武。宮崎駿とそのキャラクター、チヒロやトトロも。ファッションではケンゾー、森英恵、川久保玲、山本耀司。三宅一生、その他若手デザイナー。(N.H)
ポルトガル語
日系ブラジル人に限りますが、最近話題に上る日本人は、NHKドラマ「ハルとナツ・届かなかった手紙」の主人公「ハル」と「ナツ」です。(Y.M)
韓国語
誰でも知っている有名な日本人は豊臣秀吉。韓国の歴史の中で忘れてはいけない人物なのです。徳川家康は特に企業トップの方々がよくご存知です。若者はKAT-TUNの亀梨和也。浜崎あゆみ、宮崎駿など。(T.L)
イタリア語
イタリアといえばサッカー、Nakata, Miura, Nakamuraの名前はよく耳にします。しかし昔からイタリアで一番有名な日本人といえば、オペラの「蝶々さん」ではないでしょうか。悲劇のヒロインはイタリアでは人気が高いようです。(M.N)
中国語
大陸は変化の激しい国だけに世代間のギャップがあります。40代以降は圧倒的に「高倉健」「山口百恵」ですが、10代以上の若者は「浜崎あゆみ」を始めとする日本のアイドル、それから「NARUTO」や「(名探偵)コナン」といったアニメの主人公が有名。改革開放が進んでいるということでしょうか。(T.K)
英語
オーストラリア在住時では黒澤明監督が一番よく話題に上りました。周囲に日本語専攻の学生や教員が多く、大学などでよく同監督の映画が上映されたことやアカデミー賞で名前が挙がったことが理由でしょう。美術関係者の間では安藤忠雄氏がよく知られているようです。日本語を学ぶアニメ好きの学生にはトトロも人気です。授業で「となりのトトロ」を見せる教師も多いためと思われます。(Y.S)
スペイン語
丹下健三、黒川紀章、磯崎新、安藤忠雄などの建築家が知られていますが、中でも丹下氏が群を抜いて有名でフジテレビ本社ビルを見たいと最初からチェックしてこられる観光客も多いです。黒澤明、北野武、KENZO、ハローキティ(子供だけでなく30代の人も懐かしいと喜びます)、ハイジ、ドラゴンボール、ドラえもん、クレヨンしんちゃんなどのアニメキャラクター(スペイン語に訳され南米やスペインのTVで放映されている)も話題に上ります。(K.O)