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こんにちは! 東業研です ― 愛と、涙と、好奇心 - 研修企画の舞台裏

2019.10.15

和菓子、現代アート、社会保障、津波、岩絵具、農業、ワイン、自衛隊、DNA、、、。
ここに挙げた言葉、何だかおわかりですか? そう、東業研(編集者注:「東日本業務研修委員会」の略称。以下、同じ。)の座学研修でここ数年に取り上げたテーマの一部です。皆さん、このうちいくつ参加されたでしょうか?

 

研修に参加した方から時々「どうやってテーマを決めているんですか?」 とか、「どうやって講師を見つけてくるんですか?」などと聞かれることがあります。今回はそのような疑問にお答えすべく、研修企画の舞台裏をご紹介させていただきます。

 

東業研では、少しずつメンバーが入れ替わりながら、10名前後で1年間の企画を回しています。ミーティングは年2回。それぞれ自分の得意分野、興味のある分野から、これはというテーマを持ち寄ります。日頃のガイディングで知識不足を痛感しているトピックだったり、各自が受講しているカルチャーセンターや放送大学などの講座からヒントを得たり、あるいは同窓会などのツテをたどって面白そうな講師を見つけてきたりして研修案とします。それらをミーティングの場で厳しく吟味する、、、というよりは、どちらかと言うと、誰か心に火がついた人が「これ、私がやる!」と言い出すと、案が実現に向けて動き出す、といった感じです。

 

その後は活発にメールのやり取りをしたり追加のリサーチをしたりして、研修案が形になってゆきます。

難しいのは講師探し。講師は単にその道の専門家であればいいわけではなく、ガイドの仕事を理解し、世界を俯瞰した上で日本のことを語れる人であってほしいからです。なので、ねらいを定めた先生がいると、講演会に足を運んでお話の試し聞きをし、◎となれば接点を探って「夜討ち朝駆け」的な突撃直談判に及ぶこともあります。

 

ここまでのプロセスを私たちは「仕込み」と呼んでいますが、早くて数週間、長ければ年単位の時間がかかります。そしてひとつの案が研修会として結実する陰には、仕込み途中で塩漬けのまま日の目を見ずに立ち消えとなる、幻の研修も数多くあるのです(涙)。それでもめげずに私たちは常にアンテナを張り巡らし、何を見ても、何を聞いても、何を読んでも、「このトピックで研修をするのはどうだろうか?」とか、「この先生の切り口はガイド向きかも」などと考えながら毎日を過ごしています。これはもう身にしみついた癖とも、職業病(業研病?)とも言えますが(^^;)

 

さて、こうした「仕込み」の時期を経てテーマと講師が決まると、そこからは速い。日時を決め、会場を押さえ、知恵の輪用の文面を作り、こくちーずサイトを作成、資料の手配、当日の受付け進行手順など、担当者数名が分担してあっという間に手はずを整えてゆきます。この見事な連携プレーには、内部で見ていても毎度惚れ惚れさせられます。

 

仕事との兼ね合いに悩みつつもこうして続けてこられるのは、自分たちの知的好奇心を研修会という形に仕上げて行く醍醐味と、ひとたび知恵の輪に発表し申し込み受付けが始まると、本番まで一気に駆け抜けてゆくスリルと、そして講師の話に釘付けになり、最後会場を後にする時には満たされた表情を見せてくださる参加者の皆さんのお陰かもしれません。この研修への「愛」を胸に私たち東業研はこれからもがんばりますので、引き続きのご声援、よろしくお願いいたします。

(大日方由美)

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